特定行為研修制度
訪問看護ステーション管理者向けポータルサイト
~訪問看護師による特定行為が、住み慣れた地域でその人らしい生活をささえる~
令和3年度看護職員確保対策事業(訪問看護ステーション向け特定行為研修制度の推進に資するPR媒体作成事業)
・「研修受講をお考えの方」の画面が出ます。この画面の下に、「指定研修機関を探す」がありますので、画面を下にスクロールして「指定研修機関を探す」を見つけてください。
・「指定研修機関を探す」の「受講内容」と「都道府県」の2つ条件から指定研修機関を検索できます。
・臨床実習は、研修機関によっては自施設実習を原則とする場合があります。詳しくは各研修機関の募集要項をご参照ください。
・特定講座となっている研修機関において研修を受講している方のうち、雇用保険の加入期間などの要件を満たす方に給付されます。
・研修機関の探し方
この画面の下に、「検索システム」がありますので、画面を下にスクロールして「検索システム」を見つけてください。
検索システム⇒講座を探したい⇒次へ⇒スクールキーワードから検索(○○大学など施設名を入力)
・教育訓練給付金の支給申請は、お住まいを管轄するハローワークで受付しています。
・事務所および事業主に対し、賃金助成や経費助成が行われるものです。
・コースは、特定訓練コースの、労働生産性向上訓練に当たります。
・人材開発支援助成金(特定訓練コース・一般訓練コース)のご案内
令和4年度版パンフレット(特定訓練コース・一般訓練コース)詳細版になります。
3.都道府県事業
・受講生の所属機関に対し、受講料等の費用や代替え職務雇用の費用助成をするものです。
・自県の実施状況については、都道府県行政にお尋ねください。
・検索する場合は、「都道府県名 特定行為 助成」で探します。

1.特定行為研修修了者がいる効果や魅力を体験しよう!
特定行為研修修了者のいる訪問看護ステーション管理者に聞いてみました

特定行為研修に派遣しようと考えた理由

(文章をクリックすると詳細が表示されます)

・職員との面接で、本人から受講希望があった
・法人から「一人派遣してみてはどうか」と言われた
・より根拠に基づいたアセスメントができれば、入院を回避したり、在宅で楽に過ごしたりする支援ができるかもしれないというジレンマがあった。修了者は在宅にこそ必要だと感じた
・適切な褥瘡管理や輸液の管理が利用者に必要であると分かっていたので、判断できる根拠の知識を付けて欲しかった
・臨床推論の力が付くことで、アセスメントの内容を人に伝えることができ、修了者でない看護師との違いになると考えた
・2025年や2040年を見据え、在宅療養者は増えるが在宅医が不足する中で、在宅におけるパイオニア看護師として活躍できることを期待している

特定行為を実施できると良いとイメージした利用者像

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・褥瘡や慢性創傷に対する壊死組織の除去。医師は訪問診療の定期訪問時に処置を実施するが、看護師がタイムリーに最善のタイミングで処置ができれば、治癒期間が短くできると考えた
 
・自宅で訪問看護師による入浴介助の後、特定行為で膀胱瘻交換ができれば、受診で3時間を要するところ15分で行うことができる
 
・夜間せん妄などの精神症状があり、全身状態や水分・栄養補給の状況から、脱水が予測される場合


管理者としての特定行為研修受講の勧め方

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・今後は、認定看護師や専門看護師、特定行為研修修了者などキャリアを得ることで事業所の質が向上すると考え、若い看護師に受講を勧めた
・毎年年末までに翌年の事業計画と予算を作成するため、面接を行い、次年度の研修の受講希望などを確認する機会を持っている
・給与アップや活動の場が広がる
・今後求められる訪問看護ステーションのあり方を伝える
・医師との連携方法や物品の調達方法を伝える

特定行為研修修了者がいることによるメリット(利用者・家族)

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・医師よりも訪問頻度や時間が多い訪問看護師がタイムリーに適切な栄養、水分管理ができた
・通院しないで、自宅で安全に、かつタイムリーに処置を受けることができ、治癒促進できた
・胃瘻のサイズ変更や形態の変更(チューブ式から→ボタン式へ)など、利用者に最適な交換が実施できるので効率的
・アセスメントを修了者のみでなく、訪問するスタッフと一緒に行い共有したことにより、修了者が医師の診察や指示を待たずに適宜、適切な処置などを行うことができ、創傷の治癒を促進した
・水分摂取の方法を見直すことによって点滴が不要となり、利用者家族から「ホッとした」との声が聞かれた


特定行為研修修了者がいることによるメリット(事業所)

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・特定行為研修を受講することで、医師の指示に頼らず、看護師自身がアセスメントをして状況を整えていく力を身につけられると考えた
・他のスタッフのレベルアップに繋がった
・特定行為のできる看護師がいることにより、スタッフもアセスメント力が向上した
・新規利用者の依頼が増えるなど、事業所の強みになった
・修了者がいることで、ケアマネジャーからの依頼があった
・医師や地域の関係職種に特定行為研修修了者の力量を理解してもらえ、相談が来るなど、地域の中の資源として活用してもらっている
・看護師が看護目標に沿い、生活の質も含めてアセスメントしていく中で、医学的見地を踏まえて医師に状況を説明したり、相談したりすることができる
・困難ケースの相談や訪問依頼が来るようになった

※イラストはイメージイラストです 実際のものとは異なります