訪問看護師が働き続けられるための環境整備 – 1.調査結果

当協会にて実施した、労働環境、人材育成、業務効率化についての調査結果を抜粋して紹介します。


「訪問看護ステーションの質の確保と安定的な事業運営に関する実態調査」 結果
(一般社団法人全国訪問看護事業協会令和4年6月)抜粋版


←詳しくはこちらをご覧ください

○ワークライフバランスの仕組みについて

スタッフは有給休暇を年間5日以上取得できている

・スタッフは希望に応じて休みが取れている

○キャリアアップ・スキルアップ(教育・研修計画の策定、研修会などへの受講支援等)の体制について

キャリアアップ・スキルアップ(教育・研修計画の策定、研修会などへの受講支援等)の体制がある

・認定看護師、専門看護師、特定行為に係る看護師の研修などへの受講支援の仕組みがある

・外部の研修や専門の研修を受講するための支援体制(研修費の補助・給与保証等)はある

 

○ロボット・AI・エコーなどの活用について

ロボット・AI・エコーなどを事業所として活用しているか(介護保険の福祉用具にあたるものは除く)

○業務におけるICT(事業所所有のパソコン・タブレット・スマートフォン等)活用について

・業務においてICT(事業所所有のパソコン・タブレット・スマートフォン等)を活用している


令和4年度厚生労働省老人保健健康増進推進等事業
新型コロナウイルス感染症流行下の訪問看護提供に関する調査研究事業 報告書
(令和5年(2023)年3月一般社団法人全国訪問看護事業協会)


←詳しくはこちらをご覧ください。

○業務効率化に係る取組
業務効率化や事業所内の工夫に係る取組のうち上位3項目を掲載

・コロナ流行前(2019年12月以前)から実施している取組

業務効率化を目的としたICT機器・情報共有ツール・記録書作成システム搭載のタブレット等の導入 32.1%
地域の他事業所と共通したICT機器や情報共有ツールの導入 27.5%
職員の直行直帰の実施 19.9%

・コロナ流行以降(2020年1月以降)に開始した取組

職員の直行直帰の実施 24.5%
業務効率化を目的としたICT機器・情報共有ツール・記録書作成システム搭載のタブレット等の導入 16.8%
職員の在宅勤務(リモートワーク)の実施 15.8%

・コロナ流行前から実施している取組とコロナ流行以降に開始した取組を合計した現在行われている取組

業務効率化を目的としたICT機器・情報共有ツール・記録書作成システム搭載のタブレット等の導入 48.9%
職員の直行直帰の実施 44.3%
地域の他事業所と共通したICT機器や情報共有ツールの導入 36.9%

・コロナ流行下において役に立った取組

管理者の在宅勤務(リモートワーク)の実施 52.2%
職員の在宅勤務(リモートワーク)の実施 51.9%
保険請求が可能か否かに関わらず、電話やオンラインによる病状確認・療養指導の実施 49.4%