精神科訪問看護ポータルサイト-基本的な精神科訪問看護のあり方の紹介

当協会では、令和5年度より精神科訪問看護推進検討部会において「精神特化型の訪問看護ステーションのあり方」について検討してきました。そこで、訪問看護ステーションにおける事業所自己評価のガイドライン、厚生労働省の出している連絡、実態調査などより「精神特化型の訪問看護ステーションのあり方」についてまとめましたので紹介します。

平成30年度老人保健健康増進等事業「介護保険サービス提供主体におけるICTを活用したサービスの質向上のための調査研究事業」で作成 一般社団法人全国訪問看護事業協会
●「訪問看護ステーションにおける事業所自己評価のガイドライン第2版」p38より

精神疾患のある利用者の
①精神的な状態(意向、不安、抑うつ状態など)
②身体の状況(病名、症状、薬剤、睡眠、栄養、口腔、医療的ケア、合併症など)
③認知機能の状態
④生活の状態(ADL、IADL、排泄、食事など)
⑤精神疾患のある利用者を取り巻く社会的・環境的要因(社会活動、家族の状況、経済状況など)
上記を含めた、包括的なアセスメントを行い、看護計画に反映していること

●精神科訪問看護に対する施策上の求められる役割(厚生労働省)

精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会報告書(令和3年3月18日)

精神科訪問看護は、精神障害を有する方等の「地域生活」を支える観点から

・精神科医療機関において継続して治療を受ける ことへの支援
・日常生活での困りごとの相談
・身体合併症の早期発見・管理
・精神科医療機関以外の関係機関からの相談に応じる
・医療との連携を促進すること等の役割
・精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築において重要な医療に係る資源の一つである

指定訪問看護の提供に関する取扱方針について(令和6年10月12日)

適正な訪問看護の提供について事務連絡が出ています。