昨今のグローバル化と人口減少による生産人口の減少を背景に、日本で暮らす外国人は年々増加しており、総務省の統計 1)では、令和 2年 1月における外国人住民の総数は約 286万人で、そのうち 65歳以上は約 18万人と報告されています。当協会が 2019年３月に行った「外国人利用者に関するアンケート」では、外国人利用者が「いる（いた）」と回答した訪問看護ステーションは 42.3％と半数近くに上りました。また、外国人利用者への訪問看護の提供時の困りごととして、「コミュニケーションが取れない」、「文化が違う」、「利用料の未払い」などが挙げられていました。

そこで、2019年 9月には外国人利用者や家族のいる（いた）と回答した訪問看護事業所に二次調査を行いました。その結果、円滑なサービス提供に向けた工夫や配慮点などが明らかになりましたので、それらの内容をとりまとめてガイド（訪問看護契約書英語表記の雛形含む）を作成いたしました。外国人療養者を支援していくにあたって参考になれば幸いです。

(令和５年４月１日追加)
令和4年度老人保健健康増進等事業で行った「新型コロナウィルス感染症流行下の訪問看護提供に関する調査」希望の多かった韓国語版と中国語版を追加しました。

・外国人利用者等への訪問看護提供のためのガイド（PDF）

・契約書等注意事項（PDF）

・訪問看護契約書等［参考私案］